世界遺産・熊野古道を平安衣装で歩いてきました!
今年(2023年)のお正月、家族で訪れた熊野古道【大門坂~熊野那智大社・那智の滝】。
その際に予想以上に素晴らしかったのが、大門坂茶屋の「平安衣装レンタルサービス」です。
本格的な装束をまとって熊野古道を歩く体験は、まるで平安時代にタイムスリップしたかのような特別な時間でした。
写真映えも抜群で、旅の思い出としても最高でしたよ!
この記事では、大門坂茶屋での衣装レンタルの流れや料金、平安衣装で歩いた熊野古道の体験をたっぷり写真付きでご紹介します。
「熊野古道をちょっと特別な形で楽しみたい」「思い出に残る旅がしたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください♪

大門坂茶屋の平安衣装レンタルはこちらから予約できます♪
熊野古道を歩くなら、ぜひ一度は体験してほしいのがこの「平安衣装レンタル」。
大門坂の入り口すぐそばにあり、衣装の種類も豊富で着付けも丁寧です。
アソビューから事前予約しておくとスムーズに体験できますよ♪
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熊野古道【大門坂~熊野那智大社・那智の滝】

熊野古道って、1本道じゃないのね・・・!
旅行前の下調べで、私が最初に抱いた感想がこれでした。
熊野古道は、熊野三山を結ぶ参詣道として古くから多くの人々に親しまれてきた世界遺産。
和歌山を代表する観光スポットです。
「熊野古道」と一口に言っても、その範囲はとても広く、ルートによって所要時間も見どころもさまざま。
中には宿泊が必要なほど本格的な道もあるんです。難易度に幅がある観光地なんですね。
我が家は日帰りで無理なく楽しめそうな(そして一番ラクそうな※私しらべ)【大門坂~熊野那智大社・那智の滝】ルートを歩くことにしました♪
我が家が歩いたルートはこちら(ざっくり)
- 大門坂駐車場
- 車を停めて、ここからスタート!

- 大門坂茶屋
- 途中の「大門坂茶屋」で平安衣装をレンタル♪

- 熊野古道(大門坂)
- ザ・熊野古道な坂道を登って、熊野那智大社へ。

- 熊野那智大社
- 初詣をしました。神聖な雰囲気に感動!

- 那智の滝
- 落差日本一の名瀑を鑑賞。

- 大門坂茶屋
- バスで駐車場に戻り、平安衣装を返却。

こんな感じで、「大門坂~那智の滝」までを一日でぐるっと観光してきました。
ここからは、実際に体験した平安衣装レンタルの流れや熊野古道・那智の滝の見どころを、
写真付きで詳しくご紹介していきます(*^^*)
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大門坂茶屋の平安衣装レンタルサービス
熊野古道を歩く当日、車の中で何気なくインスタを眺めていたら…
平安時代の装束をまとった殿方や姫君の美しい姿が目に飛び込んできました
調べてみると、それは 「大門坂茶屋」 というお店の「平安衣装レンタルサービス」!
なんと、熊野古道の参道を平安装束で歩けるとのこと。
しかもお店の場所は、大門坂駐車場から熊野那智大社・那智の滝へ向かう途中という好立地。
これはもう、やるしかないでしょう( `ー´)ノ
当日の思いつきだったため予約はしていませんでしたが、空きがあれば体験してみようということで向かいました♪
大門坂駐車場
まずは車を停めに 大門坂駐車場 へ。
平安衣装を着る場合も着ない場合も、熊野古道観光のスタート地点としてここが便利です。
大門坂駐車場
〒649-5302 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町市野々3034−2

大門坂茶屋にも専用駐車場はあるようですが、こちらの広い無料駐車場の方が停めやすくおすすめ。
トイレや観光案内所もあり、観光の拠点にぴったりです。

杖の無料貸し出しもあり、入り口に杖立てが設置されていました。
熊野古道(大門坂)は思ったより段差が多いので、体力に不安がある方はここで杖を借りておくと安心ですよ♪

少し進むと「大門坂」と書かれた石碑が見えます。
この石碑を左に進むと、大門坂茶屋があり、そしていよいよ熊野古道へと続いて行きます。
大門坂茶屋に到着!



途中にある 大門坂茶屋 に到着しました。
伺ったこの日は年始(1月4日)ということで混雑を覚悟していましたが、幸運なことにすぐ体験OK!これはラッキーでした♪
大門坂茶屋
住所:〒649-5301 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山392−4
電話番号:0735-55-0244
営業時間:9:00~16:00(体験受付15:30)
定休日:年中無休
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料金と予約について
平安衣装レンタルの料金は良心的で、旅行中でも気軽に体験できます♪
| 利用時間 | 料金 |
|---|---|
| ~2時間まで | 3,000円(税込み) |
| 2時間~3時間まで | 4,500円(税込み) |
| 以降20分あたり | +500円(税込み) |
我が家は娘(当時10歳)のみが体験。
2時間レンタルの予定でしたが、結果3時間ほどかかり4,500円でした(現地で現金払い)。
目的地が「熊野那智大社」だけなら2時間で往復可能ですが、
「那智の滝」まで行く場合は3時間は見ておくのが安心です。
※我が家は両方巡って、帰り道にはバスも利用してトータル2時間半くらいかかりました。参考まで。
予約は、電話またはアソビュー!の予約サイトから可能です。
我が家のように当日飛び込みでも運良く体験できる場合もありますが、
確実に体験したい方は事前予約が断然おすすめ!

我が家はアポなしでたまたま空きがありましたが、予約していくのが絶対おすすめです!
大門坂茶屋 予約先
大門坂茶屋 電話:0735-55-0244
ネット予約:アソビュー!で平安衣装レンタルを予約する
衣装選びと着付け

お店の中には、ずらっと並ぶ色とりどりの衣装!
子ども用・女性用・男性用がそろっており、どれも本格的で華やかです。
特に男性用衣装が珍しくて印象的でした。夫婦やカップルでの体験にもぴったりです。

娘が選んだのは、鮮やかな朱色の衣装。
着付けは10分ほどでスタッフさんが手際よく行ってくれます。
荷物(着ていた服など)は袋で預かってもらえますが、貴重品は各自管理。
足元は草履なので、寒い時期は足袋+靴下重ね履きがおすすめです。
娘は普通の靴下を無理やり足袋の中に仕込みました。
5本指ソックスなどを準備していくと良さそうです。
草履を借りずにスニーカー等で歩くのもあり。

そしていよいよ平安衣装をまとって、熊野古道へ出発!
大門坂茶屋を出るとすぐの場所に、有名な「夫婦杉」がそびえています。
まさに熊野古道の入り口を象徴する大杉。
ここでの記念撮影もお忘れなく!(我が家は…まさかの撮り忘れ。泣)
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大門坂(熊野古道)
いよいよ平安衣装をまとって、熊野古道・大門坂を歩きます。

静かな杉木立の中、石畳の道を一歩ずつ登っていくと、まるで時代劇の世界に迷い込んだよう。
平安装束の雰囲気と熊野古道の厳かな景観が見事にマッチしていて、感動の連続でした。

歩き始めてすぐに「想像以上に本格的!」と実感。
石段の勾配がきつい場所も多く、履き慣れない草履ではやはり歩きづらそうでした。
特に段差の高さが一定でなかったり、石そのものが少し傾いている箇所もあるため、
お子さん連れの方や年配の方はスニーカーの方が安全かもしれません。

石段が高すぎて上るのをためらってしまう箇所もあり、
我が家もゆっくりと時間をかけて進みました。
途中で立ち止まっては息を整えたり、杉並木の間から差し込む光を眺めたり…。
大変さの中にも“平安衣装を着て歩く”というのは、普段のハイキングとはまた違った心地よさと感動がありました。

歩きづらい場所では手を取りながら、ゆっくり慎重に進みました。
道中は本当に美しく、どこを切り取っても絵になる風景ばかり。
写真をたくさん撮りながら、無理せず休憩を挟みつつ、存分に楽しむことができました。
熊野古道の自然と平安衣装の組み合わせは、まさに「旅の思い出に残る特別な時間」でしたよ。
熊野那智大社
熊野古道・大門坂を上りきり、「いよいよ熊野那智大社かな?」と思ったその時……

すんごい階段が現れた!!!(白目)
そう、まだ上ります。(笑)
ちなみに、このあたりまでは車でも来ることができます。
そのため、ここから急に人が増えてきました。
「せっかくだから“ザ・熊野古道”を体感したい!」という方は、大門坂から歩くのがおすすめ。
そうでない方は、このポイントからのスタートでも充分に楽しめます(とはいえ階段は長いですが…)。
「熊野那智大社には立ち寄らず、那智の滝だけ見たい」という場合は、ここを上らずに右手へ進みましょう。
我が家はもちろん熊野那智大社を目指して、さらに階段を上ることにしました。(白目むきながら)
運動不足の40代夫婦には、なかなかの試練でした(笑)

そしてようやく辿り着いた大きな鳥居。
空気がすっと変わって、神聖な雰囲気に包まれます。
ただ、鳥居をくぐると…また階段。
さすが熊野三山のひとつ、簡単には辿り着けませんね(笑)

ようやく到着した熊野那智大社は、本当に美しくて圧倒されました。
境内は広く、空気が澄んでいて、朱塗りの社殿がキリッとしていて素敵です。
大門坂からここまで登りきった達成感もひとしお!

熊野那智大社にて初詣。
1月4日に訪れましたが、混雑のピークは過ぎていたようで、比較的スムーズに参拝できました。

年始ということで干支の大絵馬も飾られていて、とても立派。
この大絵馬がとってもカッコよくて、「新年に訪れてよかった!」という気持ちになりました。

そして娘がおみくじを引くと…大吉!!
大きな木製の筒を振って番号の棒を出すタイプで、そのサイズ感にはびっくり。

奥にいる人が持っている柱のような大きな筒。あれがおみくじです。
おみくじの筒としては初めて見るサイズでした!
ちなみにこの写真は、海外観光客の方から「一緒に写真を撮ってほしい」とお願いされた時のもの。
平安衣装姿の娘は海外観光客の方々に大人気で、
「写真を撮らせてください」と声をかけられ、3組ほどの方と記念撮影をしました。
歩いていると、遠くから手を振ってもらえたりもして、
本人も「有名人になったみたい!」と大喜びでした(#^^#)
平安衣装を着ていたことで、現地の方や観光客との素敵な交流が生まれたのも嬉しい思い出です。
自分たちだけでなく、周りの人にも楽しんでもらえる、特別で心温まる体験になりました♪
世界遺産・熊野古道の見どころのひとつである熊野那智大社。
歴史ある社殿と周囲の自然が織りなす景観は、まさに和歌山観光のハイライトでした。
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那智の滝
熊野那智大社の参拝を終え、次は那智の滝へ向かいます。
あの長い階段をひたすら下り、お土産屋さんが並ぶ通りを抜けて進みました。
すでに足はガクガク…(笑)
那智の滝は、落差133メートル。
この落差は日本一なのだそうです。

落差日本一の名瀑「那智の滝」を、なんとか人物入りで撮ろうとがんばりましたが……これが限界でした(笑)
スケールが大きすぎて、どう撮ってもピントが合わない!
実際に目の前で見る那智の滝は、想像以上の迫力。
音も風も、全身で感じる自然の力に圧倒されました。
この日は水量がやや少なめだったようで、水量が多い日はさらに壮観なのだとか。
次は水量が多い時にも訪れてみたいなと思いました。
さて、大門坂から熊野那智大社、そして那智の滝……ここまでずっと歩きっぱなし。
気づけば、すでに2時間を軽く超えていました。
衣装レンタルは2時間コースでしたが、見どころが多すぎて延長決定(笑)
のんびりマイペースで歩いて来たとは言え、アップダウンも多かったのでさすがに疲れました。
というわけで、帰りは文明の利器に頼ることに。

那智の滝の入口近くに「那智の滝前」というバス停があります。
そこから「大門坂」(大門坂駐車場のあたり)までバスで移動しました。
途中の「熊野古道」バス停で下車すると、帰り道にもう一度“あの熊野古道の風景”を楽しみつつ、
大門坂茶屋へと戻ることができるので、そこから歩くのも良さそうです。
(我が家もそっちで降りればよかったな~と後から気づきました。笑)
「大門坂」バス停で下りたら、平安衣装の返却のために再び大門坂茶屋へ。
衣装がなければ車に直行したいところですが、ここはもうひと頑張り。

せっかくなので大門坂の石碑のところでもパシャリ。

そして大門坂茶屋までの道にある朱色の素敵な橋でもパシャリ。
この時点で私もパパも娘もすっかりヘトヘト。
でも、平安衣装を着ていると、どんなに疲れていてもついつい写真を撮りたくなってしまうんですよね。
たぶん「せっかくだからもう一枚!」という気持ちと、3時間レンタルになった分“元を取りたい”気持ちの両方(笑)
なんだかんだ、最後の最後まで楽しんだ熊野古道散策でした(*^-^*)
最後に

平安衣装で歩く熊野古道!最高でした!!
衣装をレンタルしてスタジオで写真を撮るのではなく、
その衣装のまま熊野那智大社に参拝したり、那智の滝まで歩いたりできたのは本当に特別な体験でした。
好きな衣装を選んで、あっという間に着付けてもらい、
平安時代の装束のまま熊野古道を自由に散策できるなんて、なかなかできない体験ですよね。
しかも、旅行者でも気軽に体験できる手頃な価格設定が嬉しいポイント。
我が家は時間オーバーで少し予算を超えちゃいましたが(笑)、
それでも「体験の価値」を考えたら、お値段以上だと感じました。
ずっと行ってみたかった世界遺産の熊野古道、
まさかこんな素敵な平安衣装で歩くことができるとは…!
和歌山観光での忘れられない旅の思い出になりました(*^^*)

熊野古道で平安衣装を体験してみよう!
今回ご紹介した「大門坂茶屋の平安衣装レンタル体験」は、アソビュー!から事前予約ができます。
旅行前に日付を押さえておけば、当日スムーズに体験できますよ♪
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