こんにちは(*^-^*)
今回は、キャンプの寒さ対策について書いてみようと思います。
もうすぐ春だし、今年はキャンプにでも行ってみようかな、と思っているそこのあなた!
寒さ対策が必要なのは冬キャンプだけ、なんて思っていませんか?
春や秋だって寒さ対策は必要なんですよ。
とはいっても、キャンプ経験が少ない場合には、どのような寒さ対策をしたら良いのか、なかなかピンとこないですよね。
我が家も、キャンプを始めたばかりの頃は、キャンプ場のことをよく知らなかったり、防寒の装備が十分でなかったために、たくさん失敗をしてきました。
その失敗は経験となり、今のキャンプに活かされています♪
そこで、我が家のこれまでのキャンプ経験を活かして、実際に持参している防寒グッズやキャンプ場で寒さを凌ぐためのテクニックをご紹介したいと思います。
キャンプ初心者さんの参考になれば嬉しいです♪
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キャンプ場で役立つ防寒グッズ
防寒対策として一番簡単なのは、防寒グッズを持って行くことです。
ここでは、服装・道具類・暖房器具について、実際に役に立ったものを中心にご紹介します。
服装
普段の冬服にプラスすることで効果があるものを、いくつかピックアップしてみました。
発熱素材のインナー
ユニクロのヒートテック、ミズノのブレスサーモに代表されるような、発熱素材でできたインナーです。
私は上下ともユニクロのヒートテックのインナーを着用して、春・秋キャンプに行っていますが、これを着ているのといないのとではかなり体感温度が違いますよ。
ただ、発熱素材のインナーは肌が弱い人には合わないことも多いです。
いくら防寒のためとはいえ、チクチクしたり痒くなったりしては、楽しいキャンプも台無しなので、心配な場合は事前に着用して確認しておくことをおすすめします。
もし発熱素材のインナーが肌に合わない場合は、自分の肌に合った素材の肌着やレギンスを着用しましょう。
重ね着ができるインナーダウンジャケット
アウターの中に着ることもできる薄手のインナーダウンジャケットは、体温調節をするのにとても便利です。
薄手でもしっかりと保温力があり、使用しない時は丸めて収納袋にしまうと小さくなるので持ち運ぶのにも邪魔になりません。
私はいつもユニクロのウルトラライトダウンを、手荷物としてキャンプ場へ持って行き、寒くなってきたときに取り出して広げて着ています。
薄くてもこれ1枚あるだけで、かなり暖かいですよ。
とても軽いですし、かさばって着ぶくれすることもないので、ぜひ持っておきたい1枚です。
防水加工の靴・スノーブーツ
足元は、防寒・防水の役割を果たしてくれるスノーブーツがおすすめです。
防寒はもちろんですが、防水も重要ですよ。
キャンプ場では、たとえ雨が降らなくても、朝露や霜等で靴が濡れることも多いです。
我が家もキャンプ中にスニーカーが濡れて困った経験があります。
↑ このように・・・。
1度濡れてしまうとなかなか乾くものでもないので、その後ずっと冷たい靴で過ごさないといけません。
夏ならなんてことなくても、氷点下では死活問題ですよね。
スノーブーツなら、足首まわりも暖かいですし、靴底もしっかりとしたつくりのものが多いので、寒い時期のキャンプにピッタリです。
なお、靴は何かあった時に替えがきかないので、できれば1足、欲を言えば2足くらいは替えを用意しておくと安心です。
私は履いていく靴の他に、スニーカーとレインブーツ(夏はサンダル)を予備で持って行っていますよ。
ラップスカート(巻きスカート)
いつでもすぐに着脱できるラップスカートはとても便利です。
椅子に座ってのんびりと景色を眺めて過ごすのも、キャンプの楽しみの一つですよね。
しかし、布製の折り畳みチェア(キャンプ椅子)は、下からくる冷気で意外と冷たく、長時間座っていると、腰のあたりからだんだん冷えてきます。
座面にブランケットなどを敷くことで対応できますが、ラップスカートを着用しておけば、座っているときだけでなく、移動時も暖かいのでおすすめです。
また、スカートとして使用しない時も、ちょっとしたひざ掛けにしたり、枕の高さ調節に使ったり、着替えの時の目隠しとして使用することもできたりと、なんだかんだ活躍してくれます。
私は暖かさ重視でキルティング素材のラップスカートを使っています。
すごく暖かいですよ。
ニット帽・イヤーマフ(耳あて)・マフラー・手袋
たくさん着込んでいても、首から上が出ているだけで意外と寒いものです。
ニット帽をかぶれば、頭部と耳を寒さから守れます。
イヤーマフがあれば、なお良いですね。
首元は、普段使いしているマフラーで十分防寒できますが、動きやすさを重視するなら、ネックウォーマー(ネックゲイター、スヌード)を選ぶと良いと思います。
手袋も、やはりあったほうがいいです。
特に子供は、手をポケットの中や袖口に引っ込めたまま過ごすと、思わぬ危険があるかもしれません。
大人は、それでもいいかとなりがちですが、手がかじかんでしまうと、サイト設営などの効率も悪くなります。
そんな時のために、滑り止め付きの軍手を準備しておくといいですよ。
防寒だけでなく、いろんな場面で使用できて便利です。
もちろん、ちゃんとした手袋を持参するに越したことはないです。
ちなみに、ゴム手袋は持って行きましょう。
冷水しか出ないキャンプ場も多いので、食器を洗う時などに重宝します。
その他アウトドアに適した衣類
風を通さないアウターや、厚手の靴下などがあるといいですね。
寝る時用のモコモコの靴下や、ダウンスリッパなんかも、あると快適に過ごせます。
顔を守るために、マスクを持って行くのもいいかもしれません。
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道具類
ゴム手袋
服装のところでも書きましたが、食器洗いの際にゴム手袋はマストです。
温水が使えるキャンプ場もありますが、冷水しか出ないキャンプ場も多くあります。
真夏ならともかく、キャンプ場の冷たい水で食器を洗うのは、とても大変です。
私はもともと防寒対策としてではなく、手荒れ対策としてゴム手袋を持って行っていました。
ですが、秋キャンプの際に、水の冷たさにヒィヒィ言いながら、素手でお皿洗いをしている人たちを見かけて、あらためてゴム手袋の重要さを感じました。
手荒れとは無縁の人も防寒対策としてゴム手袋を持って行くようにしましょう。
ゴム手袋のサイズは、もちろん手の大きさに合ったものがいいですが、できれば腕の部分が太目のものを選ぶと良いと思います。
というのも、冬のアウターの袖をまくり上げるのは、厚みがあり難しいからです。
袖ごとガバッとはめられるゴム手袋が便利ですよ。
真空断熱のカップ・タンブラー・水筒など
キャンプ場で飲む温かい飲み物って本当に美味しいです♪
コーヒーや紅茶、ココアにホットワイン。
いいですよね、心も体もポカポカと温まります。
しかし、寒い空の下では温かく飲める寿命は短い・・・。
ホットコーヒーも、いつの間にかアイスコーヒーに。
そこでおすすめなのが、保温力の高い真空断熱のカップやタンブラーです。
我が家は、サーモスの真空断熱カップとタンブラーを愛用しています。
フタがなくても保温力が高く、スープやコーヒーを温かいまま長く楽しめますよ。
保温だけでなく保冷効果もあるので、夏のキャンプでも活躍します。
もちろん、フタのついている水筒なら、さらに長く保温・保冷ができます。
お湯を沸かしてポットがわりにもなりますね。
ちなみに我が家は先日、フレンチプレス機能のついた真空断熱ボトルを新たに購入しました♪
↑ こちらです。
スタンレーの真空トラベルプレスというやつです。
キャンプ場で本格的なコーヒーを飲むために、思い切って購入しました。
寒い場所でプレスするので、できるだけコーヒーが冷めないようにと、真空断熱ボトルのものを選びました。
また、ガラス製のものだと割れる可能性もありますが、これならその心配もありません。
キャンプっぽい見た目も気に入っています。
さっそく自宅で何度か使ってみましたが、簡単に美味しいコーヒーが作れます。
春のキャンプが待ち遠しいです♪
シュラフ(寝袋)やブランケット
就寝時に使用するシュラフは、その時期に合ったものを選びましょう。
形、耐寒温度、中綿素材など、シュラフの特徴をいろいろ調べてから購入すると良いと思います。
例えば形は、四角い封筒型のシュラフよりも、頭まですっぽりと入ることができるマミー型のシュラフのほうが、寒冷地に向いています。
また、シュラフには「快適温度」や「最低使用温度」といった、目安となる温度が表示がされていますので、適正な耐寒温度のものを選んで準備しておきましょう。
ちなみに、寒冷地向けのシュラフは、だいたい中綿素材にダウンが使用されていますよ。
と、寒冷地向けのシュラフをおすすめしているわけですが、実は我が家は寒冷地向けのシュラフは持っていません・・・。
理由は、私が軽い喘息持ちのため、発作の原因になり得るダウンを持ち込みたくないからです。
ダウンジャケットは普通に使用できているので、ダウンのシュラフもきっと大丈夫だとは思うのですが、万が一のことを考えて中綿素材はポリエステルのものを使用しています。
参考までに我が家のシュラフの使い方も紹介しておきますね。
我が家は家族3人で、上の写真のシュラフ3つを使っています。
快適温度が5℃のタイプ(赤と青)と、適正温度目安が2℃のタイプ(緑)なので、どちらも寒冷地向きではありません。
我が家の場合、1人1つのシュラフを使うのではなく、3枚ともファスナーをすべて開ききって、敷布団と掛布団2枚のような状態にして、3人川の字で寝ることが多いです。
若干狭いですが、くっついている分暖かくもあります。
写真はありませんが、子供用のおもちゃのようなシュラフも1つ持っていますので、そちらもその時々にあわせて活用しています。
また、大判のタオルブランケットも2枚ほど持って行っています。
シュラフの上からかけたり、時には下に敷いて使うこともあります。
今のところ春・夏・秋は、これでなんとかなっています。
ですが、上記はあくまで我が家の場合です。
用意できる場合は、冬用の保温力の高いシュラフを持って行ったほうがいいと思いますよ。
収納サイズもポリエステルのものよりかなり小さいですし、きっと快適な寝心地なんだろうな~と思います。
お値段はそれなりにします、ダウンなんで・・・。
タオル・雑巾・モップなど
寒い時期は、テントの外と中とで気温差ができます。
すると、テント内(特にフライシートの内側)が結露してビショビショになることがあります。
暖房器具を使用していたりするとかなり結露しますよ。
我が家も、何度も結露を経験しています。
本当に寒かった時には、タープの内側に結露した水分が、寒さで凍って雪のようになっていたこともありました。
結露は予防しようがないと思うので、毎回タオルで拭くようにしています。
タオルは汚れてもいいものを何枚か用意しています。
濡れたテントは、撤収時に自然乾燥できればいいのですが、天候やチェックアウトの時間の関係で難しいことが多いので、乾燥の時間を短縮するためにも、我が家はいつも早めに拭いておくようにしています。
また、テントは内側の結露だけでなく、外側も朝露で濡れるので、拭き取り用のタオルは、季節問わずに用意しておくといいです。
高いところはマジックハンドなどを持って行けば、簡単に吹くことができます。
ハンディモップなどで拭くのもいいかもしれませんね。
そういうものが無い時は、タオルの端を持って、もう片方の端をカウボーイのようにシュッと投げる感じで拭くと、結構上のほうまで拭けますよ。
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暖房器具
寒い時期のキャンプは、防寒だけではやはり厳しいです。
焚火道具や湯たんぽ等、暖かさを得られる道具を持って行きましょう。
焚火道具一式
キャンプと言えば「焚火」ですね。
焚火をするためにもいろいろと道具が必要です。
薪、着火剤、ライターやマッチ、うちわ、火ばさみ(ロングトング)、焚火台などです。
焚火台なんて必要?と思われるかもしれませんが、直火禁止のキャンプ場では、焚火台がないと焚火ができません。
直火とは、直接地面に薪を置いて火をおこして焚火をすることです。
よく河川敷などで、大き目の石で囲って火をおこし、BBQをしているのを見かけますよね、あれは直火です。
直火禁止のキャンプ場では、必ず焚火台を使用する必要がありますので注意してくださいね。
焚火台を持っていない場合や、持って行くのを忘れてしまった場合は、キャンプ場でレンタルしていることもあるので、受付で確認してみましょう。
カイロ
寒いときの救世主、カイロです。
持ち運びに場所を取らないのがいいですね。
そして使用時にはしっかりと温めてくれます。
私は、貼るカイロを何枚か持って行っています。
夫と娘は、逆に暑くなりすぎるようであまり使いませんが、冷え性の私は、お腹と背中に1枚ずつ貼っています。
おかげでかなり寒い日でもポカポカです。
キャンプを題材にした話題のアニメ「ゆるキャン△」でも、カイロの効果的な貼り方が紹介されていました。
「首の付け根」、「みぞおち」、「肩甲骨の間」など、太い血管が通っている場所に貼るといいようですよ。
貼るカイロの他にも、何度も使用できるエコカイロや、充電式のカイロなど、いろいろと種類もあるので、好みのものを持って行くといいですね。
湯たんぽ
キャンプ時の防寒対策、私がダントツでおすすめしたいのは湯たんぽです。
湯たんぽと言えば、お湯を入れて使う昔ながらの暖房器具ですが、本当に侮れませんよ。
冷えてしまった部分を集中的に温めることもできるし、足元などの適当な場所に置き、その周辺を程よく温めることもできる。
そして温まりすぎて暑ければ離せばいい。
このシンプルさが素晴らしい!
絶対に持って行きましょう。
湯たんぽは、早めに作ってシュラフ(寝袋)の中に入れておくと、暖かく気持ちよく寝られます。
また、その際には、湯たんぽと一緒に着替え(パジャマやジャージなど)も入れておくといいですよ。
湯たんぽは、電源なしのサイトではもちろん大活躍しますが、私は電源付きのサイトの時でも必ず持って行きます。
なぜなら、ヒーターや電気毛布などの故障や電源自体に何かトラブルがあった場合に、悲惨なことになりかねないからです。
しかも、普段は十分な暖かさになるヒーターや電気毛布でも、家で使う時とは条件が違うため、期待していたほど温度が上がらない(暖かく感じない)場合もあります。
湯たんぽは、お湯を沸かす際の燃料こそ必要ですが、一度作ってしまえば翌朝までしっかりと仕事をしてくれるので安心ですよ。
我が家は、5歳の娘を持つ3人家族ですが、1.8リットルの湯たんぽを2つ使用しています。
湯たんぽのサイズは、いろいろとあるので迷うところですが、我が家的にはこの1.8リットルのサイズにしておいてちょうど良かったと感じています。
というのも、あまり大きいサイズの湯たんぽだと、キャンプ場でたくさんのお湯を沸かす必要があるためかなり面倒くさいからです。
キャンプ場によっては、炊事場が近くにない場合も多いので、遠くまで水を汲みに行かないといけないかもしれませんし、湯を沸かすケトルや鍋が小さければ、何度も沸かす必要があります。
我が家の場合、小さめのケトル1つと片手鍋1つを使用してお湯を沸かし、1.8リットルの湯たんぽを作っています。
それを2回繰り返して、湯たんぽ2つを作ります。
なので、これより大きい湯たんぽを作るとなると、もっとお湯を沸かさないといけない・・・はっきり言って面倒くさいです。
また、大きい湯たんぽ1つの場合は、暖かい場所が1点集中となりますが、複数(人数分)あればそれぞれが暖かいです。
我が家は、シュラフのファスナーを開ききって、敷布団と掛布団のような形で使うことが多いので、3人の間に2つ湯たんぽを置くと、ちょうどよく暖かいです。
というわけで、湯たんぽは大きいのを1つというよりも、小さめを複数のほうが便利かなと思います。
ご参考までに。
ヒーター・ストーブ
AC電源付きのサイトでは、電気ストーブやファンヒーターを使うことができます。
我が家は、セラミックファンヒーターを持って行っています。
上の写真を見ていただくとわかるかと思いますが、ファンヒーターの形にもよるんでしょうけど、我が家のセラミックファンヒーターの場合、下にミニテーブルなどを置いて高さを出さないと、ブランケットやシュラフが邪魔をしてちょうどいいところに風がきません。
キャンプ前に確認して、対策しておくといいと思いますよ。
また、キャンプ場で電化製品を使用する際には、サイトのコンセントからテントまで、電気を引っ張ってくるための野外用の延長コードが必要です。
実は我が家は野外用延長コードを持っていません。
ではどうしているかというと、毎回キャンプ場のレンタルを利用しています。
有料でレンタルできるキャンプ場もあれば、無料で貸し出してもらえるところもあるので問い合わせてみましょう。
レンタルのないキャンプ場もあるかもしれませんので、事前に確認しておくことをおすすめします。
AC電源のないサイトの場合は、石油ストーブやカセットガスストーブ、または本格的な薪ストーブなどを使用します。
我が家は、まだ薪ストーブは使用したことはありませんが、聞くところによると薪ストーブは最強のようです。
半袖1枚で過ごせるくらい暖かくなるのだとか。
使用時には煙突の設置や換気など、安全面での注意が必要です。
一酸化炭素アラームを設置するなどの安全対策を万全にして使用しましょう。
また、薪ストーブは収納サイズが大きいものが多いので、購入前には車に載せられるかどうかを必ずチェックしましょう。
さて、我が家が使用しているストーブをご紹介します。
カセットガスストーブと石油ストーブです。
カセットガスストーブは、カセットコンロなどに使用するカセットガスボンベを燃料として使うストーブです。
1本で2~3時間もちます。
あまり広い範囲には効果がありませんが、ちょっと足元だけ温めたい時などには便利です。
軽くて持ち運びがしやすく、カセットコンロなどと同じように点火が簡単にできるので、お手軽感があります。
こちらは石油ストーブです。
我が家はアルパカの石油ストーブ「TS-77A」を愛用中です。
カセットガスストーブとは比にならないほど暖かくなります。
春・秋キャンプについては、この石油ストーブをタープ内で使用することで、なかなか快適に過ごせますよ。
ただ、アウターを脱げるほど暖かくなるかというと、そこまでではないかな・・・。
外に出る時の格好のままで快適に過ごせるっていう感じです。
半袖になんて、とてもじゃないけどなれないことを考えると、薪ストーブの暖かさというのはダントツなんでしょうね。
ちなみに、薪ストーブだけでなく、カセットガスストーブや石油ストーブを利用する際も、換気などの安全対策はしっかりとしておきましょう。
暖房器具以外にも、ランタンやカセットガスコンロなどをテント・タープ内で使用する際は注意が必要です。
我が家は、キャンプ中には必ず一酸化炭素アラームを設置していますよ。
※アルパカのストーブについて詳しく書いた記事もあります。よろしければこちらも見てくださいね ⇒アルパカストーブ(TS-77A)に初点火してみました
暖房器具を持って行く場合は、燃料切れにならないように十分な燃料を準備していきましょう。
マット・ラグ・ブランケット・カーペット類
テント内で過ごす時、どこが一番寒いかというと、床部分です。
地面からの冷気が直で伝わってくるので、床部分の防寒対策は必須となります。
まず、テントの下にはグランドシートを敷いておきましょう。
専用のものを持っていなければ、ブルーシートでも代用が可能です。
テントの底面を保護でき、冷気の対策にもなります。
また、雨が降った時のテントの底部分からの浸水を防いでくれる役割もあります。
グランドシートとテントの間に、雨水が流れ込んで浸水してしまうのを避けるため、設置するときにはテントよりも一回り小さく敷くのがコツです。
テントの中には厚手のマットを敷きましょう。
我が家は、キャプテンスタッグの EVA フォーム マット というのを使っています。
表面がボコボコとしていて弾力があるので、地面が多少ゴツゴツしていたり、砂利が多くても気にならない優秀なマットです。
しかも安いです。
断熱効果は、他と比べたことがないのでどの程度なのかはわかりませんが、悪くないと思います。
少なくとも春・秋はこれで大丈夫でした。
ただ、収納時に小さくならないので、持ち運ぶときに嵩張るのが難点です。
他には、断熱効果の高い銀マットも良いようです。
1枚では心もとなくても、2重にして効果を高めることもできるみたいですよ。
こちらも収納はちょっと嵩張るかなと思います。
収納時にコンパクトなタイプでは、インフレーターマットがあります。
バルブを開くと、自動的にマットに空気が入って広がる優れものです。
空気量は、息を吹き込んで調節もできるので、好きな硬さにできます。
お店の展示品で試してみたことがありますが、寝心地はとても良かったです。
断熱性も良いという評判を聞きます。
ちょっとお値段が張るものが多いかな。
収納時のコンパクトさ、お値段、寝心地、断熱性と、なかなか難しいところですが、我が家は最終的にはお値段でEVAフォームマットに決めましたよ。
今のところ後悔なく、満足な使い心地です♪
EVAフォームマットの上には、テント専用のインナーマットも敷いています。
他にも、ラグやブランケットなどを敷くと、さらに暖かく過ごせますね。
AC電源付きサイトを利用する場合には、電気カーペットや電気毛布もあるといいですよ。
我が家の場合は、電気毛布を持って行って敷いています。
上に掛けてももちろんいいのですが、下に敷いたほうが暖かく感じます。
やはりマット等を敷いても、下からの冷気を完全にシャットアウトするのは、難しいということかもしれませんね。
荷物に余裕があるなら、できるだけ下に敷けるものを持って行くといいと思います。
本当に地面からの冷気ってすごいので。
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予定を上手く立ててTPOに合わせた防寒対策をしよう!
ここまでは、いろいろと防寒グッズの紹介をしてきましたが、防寒対策として有効なのは、なにも道具だけではありません。
季節やキャンプ場の特徴を考えて、TPOに合わせた防寒対策をしていきましょう。
ざっくりですが、季節、利用するキャンプ場の特徴、AC電源の有無あたりは気にして準備をしましょう。
季節に合わせて
夏 は、防寒対策というと大げさですが、夜は思った以上に気温が下がったり、海や川などで遊んで、体を冷やしてしまうこともよくありますので、注意が必要です。
軽く羽織れる長袖やタオルケット、多めのタオルを用意して行きましょう。
春・秋 は、昼と夜の寒暖差が激しいことが多いので、気温が下がってきたら早めに上着を羽織る、早めに暖房を準備するなどの対策が必要です。
思っていたよりも気温が低くなることも考えて、衣類やブランケットは少し多めに持って行くといいと思います。
春・秋でも気温が氷点下になるキャンプ場もありますよ。
冬 のキャンプは、我が家は経験がありませんが、間違いなくかなりの装備が必要だと思います。
冬用のタイヤ(チェーン)の装着やフロントガラスの凍結対策、雪が降った時の対策も必要になってくると思うので、防寒対策のハードルはかなり高いかなと思います。
ウォータージャグも、ポリエチレン製の小さくして持ち運べるようなものは便利ですが、真冬だと中の水が凍ってしまうかもしれないですね・・・。
いろいろな道具を冬仕様にする必要がでてきそうです。
まだ冬の対策が十分でないと感じるなら、冬は行かないという決断も大事かもしれません。
利用するキャンプ場の特徴を調べる
たとえば、標高が高いキャンプ場や、川の近くのキャンプ場などは、街中に比べるとかなり涼しい(寒い)ことが多いです。
キャンプ場を予約するついでに、どれくらいの気温なのかを聞いておくと安心ですよ。
また、キャンプ場の設備も気にしておくといいかもしれません。
例えば、トイレが温便座かどうか、温水シャワーやお風呂(温泉)があるかどうかなど。
さらに、ストーブや毛布などのレンタルがあるかどうかも確認しておけば、万が一の時に利用できるので安心ですよ。
AC電源の有無
利用するサイトがAC電源付きなのかどうかは重要です。
そもそもAC電源付きのサイトがないキャンプ場も多いので、きちんと確認して予約をするようにしましょう。
予定を立てる
キャンプ場での過ごし方・予定を、ある程度考えて行動するのも有効な対策です。
「どうすれば寒さから遠ざかることができるか」を念頭に置いて、寒さを回避する計画を立てましょう。
例えば、こんな感じです・・・
- 日が落ちる時間までにはサイトの設営を終わらせる
チェックインして、サイト設営前に遊んでしまうと、日が落ちて薄暗く寒い中で設営することになるかもしれません。
- 雨の予報が出ている場合、雨の降っていない時間帯に撤収などができるように計画する
寒い時期は特に雨の中での作業は大変です。
- 焚火をいつするかを計画して適切な薪の量を準備しておく
朝も焚火をしたかったのに、夜に薪を使い切ってしまってはどうしようもありません。
薪が足らなくなりそうだと思ったら、売店(管理棟)が開いている間に買い足しておきましょう。
- アーリーチェックイン・レイトチェックアウトを利用してみる
初心者の場合、サイトの設営や撤収に思ったよりも時間がかかってしまうことがあります。
特に、山間のキャンプ場では日没が早いですし、駐車場からサイトまでキャンプ道具を運ぶ必要がある場合などは、思いのほか時間がかかることもあります。
キャンプ場にもよりますが、チェックイン時間を早めたりチェックアウト時間を延長したりできる「アーリーチェックイン」・「レイトチェックアウト」を利用できる場合があります。
「日没が早そうだから、余裕をもって少し早めにチェックインしておきたいな。」
「もう少ししたら雨がやみそうだから、チェックアウト時間を延長して、雨がやんでから撤収しようかな。」
といった感じで、アーリーチェックインやレイトチェックアウトを利用するといいかもしれませんね。
雨対策も忘れずに・・・
キャンプの日程と天気予報を照らし合わせて、「よし、キャンプ中は晴れだな」なんて安心していると、痛い目にあうことがあります。
山間や臨海は、天候が変わりやすいので、念のため雨が降った時の対策はしておきましょう。
レインウエア
サイト撤収時に雨が降ると大変です。
レインウエア(レインコート、レインブーツ、レインハットなど)を用意しておきましょう。
傘
ちょっとお手洗いに行く時など、レインウエアを着るのが面倒な時は 傘 が便利です。
大きなビニール袋
忘れがちですが、絶対に用意しておきたいのが テントやタープがすっぽりと収まるサイズのビニール袋です。
雨の中の撤収では、当然のことながらテントやタープはびしょ濡れ。
そのまま収納袋に入れるわけにもいかないので、家に持ち帰って干すまでの間、とりあえず入れておける袋が必要です。
アウトドア用のドライバッグを用意してもいいですが、事業系ごみ袋のような大きいビニール袋でも大丈夫ですよ。
サイズ的には70~90リットルくらいのサイズだと、だいたいのテントやタープは収まるかと思います。
タープ、インナーテント、フライシート、グランドシート、ポール、その他濡れた小物類を、それぞれしまえるように、ある程度の枚数があると便利です。
ラック
大雨の時には、タープ内にかなりの雨水が流れ込んできます。
↑ こんな風に、タープ内の地面に水たまりができるほど入り込んでくることもあります。
地面に置いていた荷物は濡れ、テントとタープの間に敷いていたゴザもグショグショに濡れました。
我が家ではこの一件以降、ラックを4つほど購入し、濡れたら困る荷物はすべてラックの上に置くようになりました。
ラックがない場合は、テーブルやイスの上に避難させておきましょう。
夜中に雨が降ることも考えて、就寝前には、濡れたら困るものはすべて地面から離しておくことをおすすめします。
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寒さを楽しもう!
ここまでたくさん防寒について書いてきましたが、キャンプは自然と共存することを楽しむ場でもあります。
思いっきり寒さを楽しんでしまいましょう!
体を動かして楽しむ♪
キャンプ場は広いです。
体を動かして楽しく過ごすのが一番ですね。
好きなアウトドアスポーツがあれば最高ですが、ボール遊びや鬼ごっこ、縄跳びなんかも楽しいですね。
また、激しい運動でなくても、松ぼっくりやどんぐりを探しに行ったり、気ままにキャンプ場内を散策したりするのもとても楽しいですよ。
キャンプ場によっては、アスレチック遊具が設置されているところや、レンタサイクルや遊び道具の貸し出しをしてくれるところもあります。
楽しいアクティビティを開催しているキャンプ場もあるので、参加するのもいいかもしれません。
あったかお料理で楽しむ♪
寒い季節のキャンプは、温かいお料理がとても美味しいです。
お鍋、豚汁、おでん、シチュー、スープなどはどうでしょうか。
ホットコーヒーやココアなどの、温かい飲み物もいいですね。
ホットワインや熱燗といったお酒もありますよ。
好みの温かいお料理や飲み物で、体の芯から温まりましょう。
自然を楽しむ♪
ピンと張りつめた寒さの中、見上げる夜空は、格別に美しかったりします。
街中では味わえない澄んだ空気と、自然の美しさを、思う存分満喫できるチャンスです。
「自然を楽しむ」という意味では、雨降りも度が過ぎなければ良いものですよ。
最後に
いかがでしたでしょうか?
一口に寒さ対策と言っても、その方法はいろいろある、というお話をさせてもらいました、
- 防寒グッズを準備する
- TPOに合わせた行動をとる
- 急な天候の変化に備える
もちろん、楽しむことは忘れずに♪ です。
寒い時期のキャンプは、食材が腐る心配をしなくていいですし、虫も少ないなど、良い面もたくさんありますよ。
人が少ない静かなキャンプ場で、のんびりと過ごせるのも魅力です。
また、キャンプ場の料金も、ハイシーズンと比べるとお安くなっていたり、予約をとるのも楽だったりします♪
夏のキャンプもいいですが、寒さ対策をきちんとして行けば、寒い(涼しい)時期のキャンプも、とても楽しく過ごせるということが、わかっていただけたのではないかと思います。
万全な対策をして、寒さごとキャンプを楽しんでくださいね♪
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