
こんにちは、りみです!
昨年(2024年の夏)、家族3人で「北海道10泊11日・車中泊の旅」に行ってきました。
夏休みが近づいてきて、「今年は北海道旅行をしてみたい!」と考えている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、私たちが実際に巡ったルートや、ざっくりとした見どころをまとめてご紹介します(*^-^*)
「どこで車中泊したの?」「どんなルートをまわったの?」「1日にどれくらいの予定を組めるの?」
そんな疑問が出てきますよね。
我が家も手探りの状態で旅をしてきたので、「実際はこうだったよ!」というリアルな体験談をお伝えしたいと思います。
少しでも北海道旅行の参考になれば嬉しいです♪
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まずはフェリーで北海道へ!
私たちは愛知県名古屋市から自家用車のハイエース(車中泊仕様)に乗って出発し、新日本海フェリー(敦賀〜苫小牧東港)で北海道入りしました!
これから始まる北海道旅に思いを巡らせながら、
フェリーの中では「何もしない(できない!?)贅沢な時間」をゆったり満喫できました。
フェリーでの様子や乗船時の準備については、以前に書いた記事で詳しく紹介していますので、ぜひのぞいてみてくださいね。
北海道ぐるっと!車中泊旅のルート紹介
それでは、今回の旅のルートをご紹介します。
ざっくりイラスト地図にまとめてみました♪

フェリー乗り場の苫小牧東港から出発して、おおまかに時計回りで北海道をぐるっと巡ってきました。
道央から道東へ抜けて、再び道央に戻ってくるルートです。(立ち寄った順に番号をふってあります)
ここからは、車中泊をした場所や立ち寄った観光地、絶品グルメも織り交ぜながら、旅の詳細なルートをご紹介していきます。
北海道旅行を計画中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
10泊11日・北海道車中泊旅ルート(※一部ホテル泊あり・実録ベース)
【1日目】フェリーで北海道上陸(観光なし移動のみ)

📍≪地図の①を出発し、②の手前(余市)まで移動≫
- 苫小牧東港(北海道上陸)
- ♨お風呂をフェリー内で済ませ、北海道に降り立ちました。20時半頃着。

- 道の駅スペースアップルよいち
- 苫小牧から高速で移動し、22:30頃に到着。すでに車中泊の車で9割が埋まっていました。翌日に備えてすぐ就寝。

【2日目】積丹&小樽グルメ旅

📍≪地図の②~③周辺≫
- 積丹半島
- 朝一で「みさき」のウニ丼を。絶品でした!
神威岬は悪天候のため途中で断念(カッパ着て少し歩くも暴風雨にて退散)

- 小樽
- 個人的北海道ベストグルメの「なると」の若鶏半身揚げに出会う!
運河散策はのんびりと。「小樽市総合博物館 運河館」にも訪れました。

- 北欧の風 道の駅 とうべつ(車中泊)
- ♨「ていね温泉ほのか」でお風呂に入った後、こちらに移動して車中泊。

【3日目】富良野&美瑛をめぐる

📍≪地図の④~⑤周辺≫
- 富良野
- 「ファーム富田」でラベンダー観賞。
「富良野チーズ工房」で食べたピザとチーズソフトがとっても美味でした。

- 美瑛
- 「セブンスターの木」と、そのすぐそばに続く「白樺並木」を観賞。
美瑛らしさを感じる素敵な景色でした。
※白樺並木についてはその後伐採されたとのことで、見られたのは貴重なタイミングでした。

- 旭川「ラマイ 東光店」
- 「ラマイ 東光店」でスープカレーを。
初体験の北海道のスープカレーは絶品でした!!

- 道の駅しらたき(車中泊)
- ♨「杜のSPA神楽」でお風呂に入った後、こちらに移動して車中泊。

富良野・美瑛エリアは想像以上に観光客で賑わっていて、のんびり過ごすには少し落ち着かない印象でした。オーバーツーリズムとはこういうことなのね。
【4日目】サロマ湖サイクリング&網走監獄

📍≪地図の⑥~⑦周辺≫
- 佐呂間「北勝水産直売所」
- 「北勝水産直売所」にて、ホタテ三昧しました。ホタテバーガーは大ぶりなホタテ3枚入り。ホタテのお刺身や焼きホタテも美味。

- キムアネップ岬 (サロマ湖)
- ふらっと立ち寄ってみたら絶景スポットでびっくり。
今回は利用しませんでしたが、無料のキャンプ場もあって、次はぜひ泊まってみたいと思える素敵な場所でした。

- サロマ湖とオホーツク海(サロマ湖 ワッカネイチャーセンター)
- レンタサイクルでサロマ湖とオホーツク海の間をサイクリング。最高に気持ちいい時間でした。

- 網走監獄
- ゴールデンカムイ好きにはたまらない聖地巡礼スポット。
放射状庁舎や教誨堂に胸アツ(≧▽≦)

- 網走観光ホテル(ホテル泊)
- 旅の疲れもたまってきたところで、この日は初めてのホテル泊に。
部屋の窓からは網走湖が一望でき、ホッとひと息つける癒しの時間になりました。

【5日目】屈斜路湖と摩周エリア

📍≪地図の⑧周辺≫
- 美幌峠 展望台(屈斜路湖)
- 屈斜路湖と見渡す限りの大自然を堪能。

- 和琴半島
- 屈斜路湖にポコンと突き出た小さな半島。
気軽に歩けるかと思いきや、実際に一周してみると意外と起伏があり、なかなかハードな散策に。途中には「オヤコツ地獄」などの見どころもあるので、時間と体力に余裕があればぜひ。

- 摩周湖
- 第一展望台からの景色が素晴らしかった。
第三展望台にも立ち寄りましたが、こちらはまさかの濃霧でほとんど何も見えずでした。

- 硫黄山 (アトサヌプリ)
- 辺り一面に漂う硫黄のにおい。(娘がオナラだと大はしゃぎw)
自然のエネルギーを間近で感じられる、迫力あるスポットでした。
ちなみに、摩周湖第一展望台と硫黄山の駐車場は共通チケット制でした。当日中なら1回ずつ利用できるのでちょっとお得感ありです♪

- さくらの滝(サクラマスの滝越えジャンプ)
- サケの遡上を生で見るのは初めてでした。想像以上にひっきりなしに飛んでいてびっくり!!その姿は力強くて、応援したい気持ちになって、つい夢中になって見入ってしまいました。
でも、私が見ていた時間内では、滝を越えられた子はいなかったかも・・・せつない。これが自然の厳しさか。

- 道の駅パパスランドさっつる(車中泊)
- ♨お風呂(どこか忘れました)に入った後、こちらに移動して車中泊。

【6日目】知床と原生の大地

📍≪地図の⑨~⑩周辺≫
- 知床五湖
- 最高に晴れた日を狙って、ガイド付きツアーに参加!
ヒグマの爪痕や、クマゲラがつついた木の跡など、ガイドさんの解説があるからこそ気づける発見もいっぱいでした。ヒグマのオソマ(糞)も実際に見ることができて、貴重な体験に。
世界遺産・知床の大自然をたっぷり堪能できました。

- 野付半島
- 細長くのびるフワフワな鳥の羽のような形をした野付半島では、自由に暮らす鹿の群れに出会うことができました。
まるで別世界に来たかのような“楽園感”たっぷりの景色でした。

- 道の駅おだいとう(車中泊)
- ♨「野付温泉浜乃湯」でお風呂。めっちゃレトロで雰囲気ありました。湯舟だけでなく、なんとシャワーからも温泉が出るのにはびっくり!
お風呂の後、道の駅おだいとうにて車中泊。

【7日目】道東最果てをめぐる

📍≪地図の⑪~⑬周辺≫
- 納沙布岬
- 本土最東端。
北方領土返還への強い願いがひしひしと伝わってくる場所。
観光地としてはややさびれた印象。静かで物哀しい雰囲気が漂っていました。
期待していたエトピリカの姿は見られませんでした。

- 別海「ロマン」
- 「ロマン」でポークチャップを。
「でっかい!うまい!柔らかい!」三拍子そろった(?笑)、まさに北海道サイズのごちそうでした(*^-^*)
お店の場所がルートからかなり外れていたので、ギリギリまで行くか迷いましたが行って良かった!!

- 浜中「コープはまなか」
- 「コープはまなか」にて4.0ソフトを。
閉店時間ギリギリにすべりこみ!(営業時間は要チェック)
“4.0ソフト”とは、乳脂肪分4.0%の濃厚ソフトクリームのこと。
今回の旅でいくつかソフトクリームを食べましたが、ダントツ美味しかったです。

- 霧多布岬
- 目を凝らして野生のラッコ観察。
遠くにラッコを発見し、撮影に成功!!
さらにもう1匹発見!嬉しさ倍増。大満足のひとときでした。

- 道の駅 厚岸グルメパーク 厚岸味覚ターミナル・コンキリエ(車中泊)
- 館内の「炭焼 炙屋」で、厚岸産の牡蠣をセルフBBQスタイルで味わいました!
その後は歩いて♨「喜楽湯」へ。レトロな銭湯を楽しんで、再びコンキリエに戻り車中泊しました。

【8日目】釧路湿原を堪能

📍≪地図の⑭周辺≫
- 細岡展望台(釧路湿原)
- 釧路湿原を上から見渡しました。
雨模様でしたが意外にも視界は良好で、広がる湿原のしっとりとした景色を楽しむことができました。

- 塘路湖
- 塘路湖のほとりで、あの“ぺカンペ”を発見!
塘路湖には、ゴールデンカムイにも登場した「ぺカンペ(ヒシの実)」がたくさん落ちていて感動。漫画の中のアイテムを実際に手に取ることができて、ファンとしてはたまらなかった♪

- ホテルグローバルビュー釧路(ホテル泊)
- のんびり温泉&ホテル泊。
このホテルの温泉はなんと3フロアにまたがる広さで、エレベーターや階段で移動しながら巡るというちょっとユニークなつくり。
旅の疲れをしっかり癒して、のんびりと過ごすことができました。

【9日目】湿原から十勝へ

📍≪地図の⑭~⑮周辺≫
- 温根内木道(釧路湿原)
- 釧路湿原の中の木道をのんびり散策。
この日は雨が上がったので、木道を歩きながら湿原の空気をたっぷり味わってきました。
目立った動物には出会えなかったけれど、静かな自然の中を歩くだけで楽しかったです。

- 道の駅 忠類
- 百合根料理やスイーツを目当てに、道の駅 忠類にちょっと寄り道。
お料理はどれも大ぶりの百合根が使われていて、ホクホクで美味しかったです。
売店で買ってみた百合根スイーツは…残念ながら百合根を感じられず個人的にはイマイチ。
敷地内にあるナウマン象の像は突然「パオーン!ピー!」と鳴きます(笑)

- 十勝「十勝エアポートスパそら」(モール温泉)
- ♨「十勝エアポートスパそら」でモール温泉を満喫。
ここの温泉とサウナは最高すぎたっ!!
モール温泉は植物性の有機物を含んだ“植物泉”。
初めて入りましたが、やわらかくてほんのり良い香り。お肌がすべすべになる感じで、家族全員が「好き!」と一致する泉質でした。

- → 道の駅かみしほろ(車中泊)
- お風呂の後に移動して、こちらで車中泊。

【10日目】大自然と都会の締めくくり

📍≪地図の⑯~⑰周辺≫
- 十勝 「ナイタイテラス」
- 壮大な牧場風景を楽し・・・むはずが、濃霧で一寸先も見えずw

- 札幌
- 時計台・テレビ塔など、札幌市内を散策。「だるま」で本場のジンギスカンを堪能。

- レンブラントスタイル札幌(ホテル泊)
- このホテルを拠点にして、札幌を散策しました。
大浴場がないのは残念でしたが、散策の拠点にはとても良かったです。

【11日目】旅の締めにアイヌ文化を

📍≪地図の⑱~⑲周辺≫
- 白老「ウポポイ 民族共生象徴空間」
- ウポポイは体験型のアイヌ文化施設で、想像以上に素晴らしかったです。
展示の仕方も面白く、映像や舞台演出のクオリティも高くて、楽しく学べました。
「ゴールデンカムイ」ファンとしては胸アツな展示も多く、衣装体験では実際にアイヌの民族衣装を着て記念撮影もできました♪

- 道の駅 むかわ四季の館
- ♨「むかわ温泉 四季の湯」にてお風呂に入るために立ち寄り。
フェリーまで時間があったので、お土産を見たり、白い恋人ソフトクリームを食べたりして過ごしました。

- 苫小牧東港(フェリーで帰路)
- 深夜発の便にて帰路。お風呂は済ませておいたので乗船後はすぐに就寝。

と、こんな感じで旅してきました!
実はこれでも、立ち寄ったスポットやグルメはまだまだ省略していて、主要な場所だけでもかなりのボリュームになっています。
「だいたいこのくらい周れるんだな〜」と、旅の目安として活用していただけたら嬉しいです。
ただし……このスケジュール、実際にこなしてみるとかなりタイト!
我が家は毎日ほぼパンク状態でした(笑)
北海道は観光地から観光地の距離がとにかく遠い!!
なので、このルートを参考にされる場合は、無理のないペースで!
ゆったり楽しむなら、1日に1か所「メイン観光地」を決めて、他は“時間があれば立ち寄る”くらいの余裕あるプランがちょうどいいかもしれません♪
車中泊の魅力と注意点
実際に北海道で車中泊してみて感じたメリットと注意点をまとめてみました!
よかったこと(メリット)
- 宿を気にせず旅ができた!
行き先や予定がその日その日で変わっても大丈夫。旅の自由度がぐっと上がります。
- 車中泊OKな道の駅が多く、宿泊費がかなり抑えられた!
節約しながら北海道を広く回れるのは大きな魅力。
- 各地のローカルな温泉を楽しめた
車中泊スポットを決めたら、その周辺で温泉を探すのが旅の楽しみのひとつでした。
- 疲れたらすぐに車内のベッドで休める安心感◎
長距離運転が多い北海道では、これが意外と大きいポイントです。
- 天候や気分に合わせて、観光プランを柔軟に変更できた!
天気が悪くなったら翌日に回す──そんな柔軟な動きができるのも車中泊ならでは!
おかげで、一番楽しみにしていた知床五湖は、抜群の青空のもとで満喫できました♪
注意したいこと(デメリットやポイント)
- トイレや駐車スペースは事前にチェック!
Googleマップの口コミや写真がとても参考になります。
- 道の駅は想像以上に混雑することも…
いわゆる“車中泊ブーム”を肌で実感しました。
- 気温差や虫対策はしっかりと!
窓用パッドや簡易網戸、ポータブルファン等があると快適です。
「北海道は涼しい」と聞いていたけれど、道央は意外と暑い日もありました。
逆に道東では、夏とは思えないほど冷え込む日もありました。
この寒暖差は本当に油断できないので、服装や寝具の備えはしっかりと。
あまりに暑い日は、無理せずホテル泊に切り替えるのも大事です。
- 観光地から観光地までの距離が長い!(移動時間に要注意)
思っている以上に移動に時間がかかりました。
夕方までに温泉や宿泊予定地に到着できるよう、余裕をもったスケジュールがおすすめです。
特に夜道の運転は、動物の飛び出しなど思わぬ危険も増えるため、できるだけ日没前の行動が安心。
(我が家は予定を詰めすぎた結果、連日の夜道ドライブに…反省ポイントです)
- 夜遅くまで開いているお店が少ない!
夕食や買い物は早めに済ませておくのが安心。
- どんなに楽しくても、車中泊はやっぱり疲れる!
体を休めるためにも、適度にホテル泊を取り入れるのがオススメです。
まとめ&これからの旅レポについて
フェリーで上陸してから出発し、道央〜道東をぐるっと巡って苫小牧に戻るまで、走った距離はなんと約2,200km!
想像以上に移動距離が長くて、北海道の広さを肌で実感する旅となりました。
北海道はどこを切り取っても絵になる景色ばかりで、車中泊との相性も抜群でした!子どもと一緒に自然にふれ合いながら、自由に旅を楽しめた11日間でしたよ(*^-^*)
さて、この旅で出会った「美味しすぎたグルメ」について、さっそくまとめましたので、よかったらこちらもどうぞ。
➡️ 北海道旅行で本当に美味しかった“推しグルメ”7選|家族で感動した味をまとめました
今後は観光スポットや体験レポートもアップしていく予定ですので、お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪
「北海道を車中泊で旅してみたい!」という方の参考になればうれしいです(*^-^*)
本記事は、実際に訪れた当時の情報をもとに執筆しています。
営業時間や価格、サービス内容などは変更されている可能性がありますので、
最新の情報は公式サイト等でご確認ください。