お引越し等で大活躍の段ボール箱。
でも、その段ボール箱のサイズが合わない!!
あと2センチだけでも、箱の幅に余裕があれば入るのに…(@_@;)
なんてご経験はありませんか?
今回は、立方体の段ボール箱を、直方体に変形させるテクニックをご紹介したいと思います。
引っ越し時の梱包や、プレゼントのラッピングなどにご活用いただければ幸いです。
スポンサーリンク
もう1サイズ大きい箱が必要? いえいえ、変形させちゃいましょう!!
こちらは、160サイズのほぼ立方体に近い形をした、段ボール箱です。
この箱に、これを入れたい!! ↓↓↓
むむむ・・・箱の中にこんなに隙間があるのに、横の長さが足りません( ;∀;)
もっと大きいサイズの箱を買うしかないのでしょうか・・・
でも・・・
・箱のサイズを大きくすれば、宅配便で送る場合の配送料金が高くなる可能性がある
・内容物にピッタリのちょうどいい形の箱を探すのは難しい
・できれば手元にある箱を利用したい
そう思いませんか?
それなら、箱のサイズを大きくするのではなく、立方体から直方体へ、箱を変形させてしまいましょう。
ある程度の長さのものなら箱の形を変えて梱包することができますよ!!
※変形させる元の箱に対して、入れる物が大きすぎたり長すぎたりするものはできませんのでご注意ください。
作成手順
下準備
まず、空箱を畳んだ状態で平置きします。
中に入れたい荷物を、平置きした箱の上に端を合わせて置きます。
こんなかんじ。
右端を合わせて置いた状態ですが、このとき中に入れたときの箱の内寸を考慮して、少しだけ余裕を持たせてください。
そして中に入れる物の左端が収まるように縦に線を引きましょう。
こうなります。
※引いた線から左端までの長さが、箱の奥行部分になります。
この幅が、入れる物の奥行より短い場合は、残念ですが今回ご紹介する方法では梱包できません。
また、荷物の高さが箱の高さをオーバーしている場合も不可です。
次に、箱を裏返して、そちらにも同じように線を引いてください。(箱を組み立てたときに対角となる位置に引いてくださいね)
これで畳んだ状態の箱の両面に、対角上に線が引かれたことになります。
今度は、その線を折れやすくクセづけするために、カッター等でなぞります。
あくまで、箱を組み立てやすくするためのクセづけなので、完全に裁断してしまわないように注意してください。
裁断してしまわないように、カッターの刃の部分ではなく、刃をしまった角の部分を使うとやりやすいです。
クセづけるのが目的なので、ボールペンやカギの先などを使ってもできます。
このように定規をあてて、グッと切れ込みを入れるようになぞります。
次の工程は、私は飛ばしてしまうことが多いですが、このひと手間をしておくことで後の工程が少し楽になり、仕上がりもキレイになります。
画像のように上下2か所に横線を引きましょう。(裏も同様にしてください)
画像のAの幅(奥行にあたる部分)よりもBの幅(底と天面にあたる部分)を5ミリほどでいいので気持ち狭くなるように線を引きます。(ちなみに画像の点線部分は箱の折れ目にあたる部分です)
組み立て
それではいよいよ組み立てましょう!
組み立てる時は、箱を起こして、先ほどクセづけまでした縦の線2か所を、山折りにして中に空間を作るように広げます。
クセづけした線のところで山折りして、
そして、広げます。(もともとついている線のところでは折らないように)
細長い空間ができましたね(´▽`*) あと少し、がんばってください。
山折りにした線の上から途中まで切れ込みを入れます。丁度、初めからついている折れ目のところまで切ってください。これが箱の底になりますよ。対角にあたる方も同様にしてください。
このように切れ込みをいれると・・・
こんな風に内側に折りこめるようになりました(^^♪
ここで、私は飛ばしてしまうと先ほど言っておりました工程が、役に立つ場面に突入です!
先ほど引いた横線部分2か所を完全に切り落としてしまいましょう。(私はいつも目分量で適当に切り落としています)
段ボール用のハサミでもいいし、カッターでもいいです。
ズバッと切ってしまってくださいね。
切り落として残った部分が底となりますよ。
切れ端の方は不要なので、丸めて緩衝材にするなり廃品回収に出すなりしましょう。
そして重ね合わせると、こうなります。
ガムテープを貼って底の完成です(*^-^*)
元の箱の形を無理やり変形させているため、どうしてもフタになる部分に隙間ができてしまいます。ガムテープでしっかりふさいでください。
ひっくり返して、天面になる側も、底と同じような手順でフタを作ってくださいね。
出来上がった直方体の箱に、先ほど入らなかった荷物を入れてみると・・・
入りました!!
ついでにもう一つ長い荷物を入れてみました。
高さが不要な場合は、好きな高さまで切り込んで、箱のサイズを小さくすることもできますよ。
というわけで、緩衝材を詰めて、フタをして完成です。
ブロック塀のような・・・細長い形の箱になりました。
切りっぱなし部分の保護
箱の形だけならここまでで完成ですが、最後に、大事なことがあります。
それは、段ボールの端の部分で手を切ってしまわないように、切りっぱなしの部分を保護することです。
切りっぱなしになっている角の部分(山折りにした部分)や、箱の継ぎ目をガムテープで保護しておきましょう。
これをしておかないと、配達員さんや受取人さんが、手を滑らせて切ってしまうかもしれません。
紙は意外と切れますからね(@_@;) もちろん自分も切ってしまわないように。
ガムテープだらけになって見栄えは悪いですが、重要なことだと思います。
というわけで、今回は「立方体の段ボール箱を直方体にする方法」をご紹介しました。
大きい荷物だけでなく、小さいものにも応用できますので、ぜひお役立てくださいね~(*^-^*)
スポンサーリンク