「注文住宅を建てる時、カーテンや照明等を自分で用意することもできる」ということをご存知でしょうか。

家の備品を自分で調達することを、施主支給というそうです。

昨年末にマイホームが完成した我が家ですが、施主支給についてはハウスメーカー(以下HM)の担当さんとの打ち合わせではじめて知りました。

新築といえば、すべてをHMにお願いすべきものだと勝手に思っていたので驚きましたよ(@_@)

家づくりの際に、

  • 少しでも費用を安く抑えたい
  • 自分で好きなデザインのものを用意したい

という場合には、施主支給を考えてみるといいかもしれません。

我が家も、それならやってみようということで、施主支給をしてみました(*^-^*)

実際に施主支給をしてみると、メリットはもちろんですが、デメリットもあることに気づきました。

この記事では、我が家が施主支給をした時に感じた様々なことを書き残しておこうと思います。

施主支給について気になっている方、迷っている方の参考になれば幸いです。

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施主支給のメリットとデメリット

施主支給、我が家はどうしようかということで、まずはメリットとデメリットを書き出してみました!

メリット

  • 好きなデザイン・機能の商品が選べる


HMから提案されるものには好みのものが無かったり、展示場に実物がなく確認できないことも多いので、細部までこだわりたいなら施主支給は良い!

  • 完成した部屋の雰囲気を見てから決めることも可能


壁紙や床材のサンプルだけでは、部屋の完成イメージがわかりにくい。
その状態で照明やカーテンを選ぶよりも、出来上がった部屋を実際に見てから考えたほうが、よりイメージ通りの部屋が作れること間違いなし。

  • 愛着が湧きそう


自分でお店へ行ったり、ネット検索をしたりして苦労して探し出した商品には、やっぱり愛着が湧きそう。
更に、取り付けも自分でやれば、達成感もプラスされて満足度がアップするかも。
手をかけた分大事に使いたくなるし、取り付け大変だったなーとか、思い出も増えますね。

  • コストカットできる可能性がある


量販店やネットショップ等、探せば安い商品はたくさんあるし、自分で取り付けをすれば工賃も浮きます。

なるほど、結構良さそうだ!
では逆にデメリットはというと、、、

デメリット

  • 時間がかかる!面倒くさい!


ネットで検索したりお店へ直接足を運んだりと、自分で探し出す必要があるので、とにかく時間がかかる。
1店舗で見つかればいいけど、2店舗3店舗と見ていくと、体力も気力も消耗します。
時は金なりって、本当にそう思います。

  • 取り付けのスケジュールを自分で管理しなければならない。


大工さんに取り付けてもらうなら、大工さんのいる時間に持って行ったり都合を聞いたりする必要がある。
専門業者にお願いするなら、立ち合える日で日程を調整する必要がある。
自分で施工するなら、それなりの時間を確保する必要がある。

  • 自分で取り付ける場合、それなりの工具が必要。


取り付ける物に応じた工具や道具を用意する必要がある。
例えば電動ドリルや脚立など。

  • ミスしても自己責任。


HMにお願いすればサイズぴったりで取り付けまでしてもらえるが、施主支給の場合は取り付け場所の採寸も商品選びも自分でするので、間違えても文句は言えない。
また、自分で取り付けまで行う場合には、施工中の部品の破損や、壁や床の傷なども当然のことながら自己責任となる。

  • こだわった結果、HMにお願いするよりも高額になるかも。


コストカットするはずが、あれもこれもとこだわってしまうと意外に高くつくかもしれない。
また、HMは大量仕入れにより割引価格となっている場合もあるので、実はHMにお願いしたほうが安いなんてこともあるのだそう。

こんなところでしょうか。

特にデメリットについては、後で「時間がなくてできない(+_+)」とか「思ったほど安くならなかった(-_-)」なんて後悔することにもなりかねないので、よく考えて決めたほうがいいと思いました。

というわけで、いろいろと検討した結果、我が家も施主支給をしてみようということになりました(*^-^*)

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我が家が施主支給をしたもの

ここからは、我が家が実際に施主支給をしたものと、その取り付けをどのようにしたのかをご紹介します。

テレビのアンテナ

家電量販店で購入し、工事中に持参して取り付けてもらいました。

アンテナは、家電量販店のセールで半額以下になっているものを見つけて購入(^^♪

取り付けてもらった場所を見てびっくり!
とても自分では施工できないような高い場所に設置していただいていました。
プロってすごい!お願いして良かったです。
しかも現場監督さんと仲良くさせていただいていたので、なんと工賃はサービスしていただけました♪

洗濯物干しワイヤー

ネットで購入し、工事中に持参して取り付けてもらいました。

こちらも取り付け費をサービスしていただきました。
自分で取り付ける場合は、壁の下地が入っている場所を、あらかじめ大工さんに聞いておくといいと思います。

この物干しワイヤー、使わない時はしまっておける優れもので、施主支給をする人も多いらしく、現場監督さんに手渡した時に「りみさんのお宅で今月3つ目ですよ~」なんてお話をされていましたよ。

郵便受け

ネットで購入して、外構業者さんに取り付けてもらいました。

外構業者さんとも仲良くさせていただいていたので、取り付け費はサービスしていただけました。
たっぷり入って、ダイヤル錠付きのものを取り付けました(^^♪

表札

ネットで購入して、外構業者さんに取り付けてもらいました。

こちらも取り付け費をサービスしていただけました。

現場監督さんも外構業者さんも、いろいろな取り付け工事を快く引き受けてくださり、しかも費用も無料でやっていただいて感謝感謝です♪
もちろんHMや担当の方にもよると思うので、絶対にサービスしてもらえるものではないと思いますが、普段から良いお付き合いをしていると、良いこともあるんだなぁと感じましたよ(^^♪

ウッドブラインド

家の引き渡し後、自分で採寸してネットショップで購入し、取り付けも自分でしました。

施主支給にして大正解だったのが、このウッドブラインド!

当初はカーテンにするつもりでしたが、完成した部屋を見て「ウッドブラインドのほうがいいかも!」という気分に。
打ち合わせの時に適当なイメージで決めていたら、絶対後悔していたと思います。

ちなみに我が家はノーマン(NORMAN)というお店の桐ウッドブラインドにしました♪
初めて知ったメーカーさんですが、指定通りの方法で採寸をしたら、見事にサイズピッタリ!!
木目の感じや質も良くて大満足です(^^♪
お値段は可愛くなかったけどw フンパツして良かった(#^.^#)

我が家がノーマン社の桐ウッドブラインドを取り付けた時の記事はこちらからどうぞ!

カーテン・シェード・ロールスクリーン

家の引き渡し後、専門店で購入し、採寸と取り付けを依頼しました。

専門店のサンレジャンさんで購入しました。

【お店で商品を選ぶ】 → 【採寸に来てもらう】 → 【取り付けに来てもらう】
という流れでしたが、採寸や取り付けは予約が必要なので、入居日が決まっているのであれば、前々から採寸日と取り付け日の調整をしておいたほうがいいです。

我が家は引っ越しまで3か月ほど余裕があったので問題なかったですが、カーテン無しで生活しないといけなくなったらキツイな~と思います(^^;)

ロールスクリーンやシェードを合わせて6か所ほどでしたが、1時間くらいでパパっと取り付けていただきました。

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エアコン

事前に家電量販店で購入し保管しておいてもらい、家の引き渡し後に家電量販店の方に取り付けを依頼しました。

実は我が家は現段階で外構工事が終わっていないため、エアコンの取り付けはまだしていません。
室外機を置く場所の工事が終わったら取り付ける予定です。

外構工事が終わっていなくてもブロックを置くなどすれば、室外機を先に設置することもできるそうですが、急いでいないので後回しにすることにしました。

我が家が急いでいない理由は、引っ越しがまだ先というのもありますが、HMのキャンペーンですでにエアコンを1台リビングに設置してもらっているからです。(2階リビングのため室外機はベランダ置き)
今は週末だけ泊まりに行ったりして楽しんでいますが、エアコンのあるリビングに寝袋を並べて寝ています(笑)
キャンプ気分で意外と楽しい♪

入居日が決まっている場合は、カーテンと同様に設置工事のスケジュールを前もってちゃんと調整しておかないと、寒い(暑い)部屋で過ごすことになってしまうかもしれないので要注意です。

照明2箇所

ダイニングのペンダントライトとリビングのスポットライト用に配線(引掛シーリング)だけお願いしました。

引掛けシーリングとは、↑これのことです。

これさえあれば、いつでも簡単に照明が取り付けられるので便利。

今後好きな照明器具を見つけた時に購入して、自分で取り付け予定です。

すでについているダウンライトだけで明かりは十分なので、ゆっくりと好きな照明を探そうと思います(^^♪

というわけで、以上が我が家の施主支給をしたものです。

施主支給初心者でも、なんとかできましたよ(*^-^*)

すごい人だと、洗面台に素敵な焼き物を使ったりとか、壁にエコカラットやタイルを貼りつけたりとか、いろいろできるそうな。

施主支給をしてみて気づいたこと

施主支給をしてみて、強く思ったことがあります。

それは、図面だけではわからないことがたくさんあったということ。

たとえば、採光用の横長の窓。

「ここの窓はカーテン必要ないかもね」なんて話していました。

しかし実際には光が入りすぎて眩しかったので、ロールスクリーンを取り付けようということになりました。

↑ こんな感じでロールスクリーンを取り付けましたよ♪

逆に、北側の小窓は1日を通して眩しいこともなくカーテン類は不要だったので、無駄に取り付けなくて良かったなんてこともありました。

それから照明。

我が家はLDKにダウンライトをいくつか設置しています。

図面を見ても、実際にどのくらい部屋が明るくなるかはわかりません。

このくらいのダウンライトがあれば十分に明るくなりますよ、と言われてはいましたが、もし足りなかったらどうしようという不安がありました。

そこでリビングに1つ、ダイニングに1つ、引掛けシーリングをつけてもらい、照明を施主支給にすることで、不安は解消しました。

実際に完成した部屋は、明かり的にはダウンライトだけで十分だったので、いつか気に入ったペンダントライトや、間接照明のようにして使用できるスポットライトなどを見つけた時に取り付けてみようと思っています。

コストカットはできたのか?

我が家の場合は、コストカットはあまりできなかったかな、という印象です。

カーテンの予定だった場所をウッドブラインドに変更したり、なんだかんだこだわってしまったので(^^;)

ただ、テレビのアンテナや郵便受けなどは、安いものを探して購入したので、その分は多少お安くできたのかな、と思います。

エアコンも家電量販店で割引やポイントを駆使して購入したので、きっとお安くなったはず。
HMで見積もりをとらなかったので実際のところはわからないままですが(^^;)

施主支給は、やる気になればコストカットは十分できると思いますが、こだわればそれなりにお金もかかってしまうというのが現実です(^^;)

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最後に

というわけで、我が家が施主支給をした時のことについて書いてみました。

施主支給、とても良いのですが、、、

面倒くさかった!!疲れた!!

というのが率直な感想だったりします(^^;)

時間がたっぷりある人インテリアに一切妥協をしたくない人、時間も労力もかかってもいいからとにかく安くしたい人、そういう人にはおすすめです。

とはいえ、やっぱり素敵な思い出にはなります!

悩み抜いて買って自分で取り付けたウッドブラインドなんかは、眺めているだけでもウットリしちゃいます(#^.^#)

こんなに愛着が湧くのであれば、時間がかかっても、面倒くさくても、
結果的には「やってよかった♪」と思っていますよ(*^-^*)

せっかくの家づくり、うまく立ち回って、楽しみながら施主支給ができたら最高ですね♪

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