サバティカルスカイパイロットTCをゲットして1年近くが経ちました。

すでに5回ほどいろいろなキャンプ場で使用しています。

大人気のこのシェルター(テント)、欲しいなぁと思っている方も多いのではないかと思います。

そこで今回は、「スカイパイロットTC買いたいけど実際どうなの?」と思っている方向けに、我が家が実際に張ってみてわかった良い点(おすすめな点)や、ちょっと立ち止まって考えたほうがいいかもと思う注意点をまとめてみましたよ(^^♪

見栄え的にも機能的にも大満足な内容のシェルターですが、思わぬ問題にぶつかったりもしたので、ぜひ参考にしてくださいね。

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予想外!ここに注意!(思わぬ問題点とは・・・)

さて、ここからは良かった点・注意点をまとめていこうと思いますが、まず一番最初に声を大にして言わせてほしいことがあります。

注意点の項目でも後述しますが、この点については気にしておいた方がいいです。

それは、『サイズが大きすぎてキャンプサイトの予約取りづらい問題』です。

スカイパイロットTCのサイズは「W720×D380×H270cm」ととても大きいので、設営できるキャンプサイトが限られます。※ロープを張るので実際に必要なスペースは表記のサイズよりも大きくなります。

我が家は、やっとの思いで手に入れたスカイパイロットTCで「今後はコイツといっぱいキャンプするぞー!!」と、気合満々でキャンプ場の予約を試みたところ、全然空きがない!!( ゚Д゚)ということに気づいて愕然としました。

なんと昨今のキャンプブームで、さらには時期的にコロナ禍で入場制限もあったりして、キャンプ場の予約が非常に取りづらくなっていたのです・・・( ;∀;)

土日祝日なんて数か月前から狙って予約しないと厳しい状態・・・。

たま~に空きがあっても、区画サイトでとても大型のスカイパイロットが張れる見込みがない。

で、キャンプには行きたいからスカイパイロットは諦めて他のテントで行くことになったりしました・・・(-_-;)

我が家は愛知県に住んでいるので、周りにキャンプ場が少ないっていうのも関係していると思います。

せっかく購入してもキャンプに行けないなんて悲しすぎるので、特にこれからキャンプを始めようと思っている人は要注意ですよ。

周りにキャンプ場がたくさんあって大きなサイトには困らないっていう人や、小回りの利くテントとは別に大型シェルターを探しているという人にはゴリゴリにおすすめできるシェルターです♪

良い点(おすすめな点)

というわけでここからは、実際に我が家がスカイパイロットTCを使ってみての感想を書いていきます。

まずは良かったと思うおすすめ点からどうぞ!

とにかくカッコイイ♪

まずはやっぱり何と言ってもこの見た目のカッコ良さですね!!

キャンプブームの中、いろんなテントやシェルターを見てきましたが、ダントツでカッコイイと思う(≧▽≦)

昼ももちろん良いんだけど、夜の明かりの灯るスカイパイロットTCはとってもキレイで見とれてしまいますよ。映え映え(≧▽≦)♪

大型シェルター(テント)としてはお手頃価格

大きなテントやシェルターを検討する際に気になるのはやっぱりお値段ですよね。

スカイパイロットTCのお値段は以下ようになっています。

商品名価格
サバティカル スカイパイロット TC ライトベージュ ¥84,480(税込)
サバティカル スカイパイロット インナーテント ¥17,380(税込)
※価格は公式オンラインショップより(2021年11月時点)

インナーテントとセットで購入したら10万円超えか・・・高いわーって思うよね((+_+))

でも、大型のテントやシェルターって高いものが多いのです。

有名どころを少し紹介すると・・・

snow peak(スノーピーク)ランドステーションL

¥94,050(税込)

※価格は公式オンラインショップより (2021年11月時点)

ポールやペグを別途用意する必要があるので、追加費用が5,000円以上はかかります。

ogawa(オガワ) アポロン

¥159,500(税込)

※価格は公式オンラインショップより(2021年11月時点)

snow peak(スノーピーク) ランドロック

¥174,900(税込)

※価格は公式オンラインショップより(2021年11月時点)

Coleman(コールマン) 4Sワイド2ルームコクーンⅢ

¥173,800円(税込) 

※価格は公式オンラインショップより(2021年11月時点)

とまぁ、こんな感じなので、大型シェルターとして約85,000円、インナーテント込みの大型テントとして約10万円という価格はお手頃だと言えます。

大型シェルター(テント)の購入を考えているなら、スカイパイロットTCは価格面で見ても選択肢としてアリですね。

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設営が簡単

大きいテントなので設営が大変そうに見えますが、実は思った以上に簡単です。

スカイパイロットTC 設営のしかた(超ざっくり)

  1. 幕を広げて決められた4か所にペグを打ち、センターポールを差し込んで自立させる。
  2. フロントとバックのサブポールを立てる。
  3. サイド2か所のサブポールを立てる。
  4. 各所ペグを打ちこむ。
  5. ロープを張る。
  6. 完成!

はじめの自立のさせ方がワンポールテント設営の手順と似ているので、ワンポールテントを建てたことがある人ならこの簡単さがなんとなくわかるのではないでしょうか。

とはいえ、あくまで広く平らなサイトでの設営の話です。後述しますが狭いサイトや勾配のあるサイトでは結構苦労することもあります。サイト選びは大事ですよ(´ー`)

空間が広い

スカイパイロットTCは、ど真ん中のセンターポールで天井をグンと高く、前後左右の4本のサブポールで中心から降りてくる幕をグイッと持ち上げるようにして支えています。

その絶妙なデザインが、広い居住空間を作り出してくれています。

我が家は大人2人と子供1人の3人で、片側半分にコンパクトなテント(エリクサー3)を入れたり、専用のインナーテントを設置したりして使用することが多いですが、かなりゆったりと過ごせます。

公式サイトには6~8人に対応と記載があります。

中にテントを入れずにシェルターとして使用する場合は、大人数でもテーブルとイスを並べてゆったり過ごすことができそうですね。

グループキャンプのリビングとして使用するのにバッチリな広さだと思います(*^^)v

4面スクリーン(メッシュ)にできる

出典:SABBATICAL/SKYPILOT TC

虫が苦手な我が家にとってありがたいのが、スクリーン(メッシュ)がついていること。

前後に2面とサイドに2面の合計4面メッシュにできる部分があります。

日が暮れてから光に集まってくる虫たちをシャットアウトできるのが本当に良い!

また、メッシュには通気性を確保しながら、暑い日差しをやんわりと遮ってくれる効果もあります。

幕を閉じたくないけど直射日光がツライという時にメッシュ部分だけ閉じるなど、好みに応じて調節できるので快適度がグッとアップします。

年間通して使える

夏は大きく幕を跳ね上げたりメッシュを活用して涼しく、冬はストーブを入れたりテントinテントのカンガルースタイルで暖かく過ごしたりと、工夫を凝らすことで1年中快適に使用できます。

火の粉に強い

テントの幕(布)がTC素材(コットン/ポリエステル混紡素材)なので、火の粉に強いです。

本当に強い!

先日焚火をしていた際、薪がはぜて火の粉がスカイパイロットTCの幕の上に乗っかったのですが、払い落とすまでに数秒かかったにも関わらず無事でした。

結構大き目の火の粉だったし、絶対穴開いたわと思ったけど焦げ色すらついてなくてビックリでした。

ちなみにその時私が履いていたズボンは火の粉で穴が開きました・・・(´;ω;`)

キャンプ道具って気を付けていてもすぐに穴開いちゃうんですよね。

前に使ってたタープも、長年使っているキャンプイスも穴だらけだよ・・・(/ω\)

というわけで、その日は強風ではなかったけど、爆ぜやすい薪だったのですぐに焚火はやめたのでした・・・メッシュ部分に飛んだらアウトだし、火事怖いし。

火消壺、持って行ったほうがいいですよ~。

↓↓↓こういうやつです。

寝る前とかね、ちゃんと消火しておくの大事(*^-^*)

我が家は火消壺は持っていますが、火起こし器がセットになっているものもあるんですね。こういうのを買っとけばよかったなぁ・・・。

おっと、話がそれました。

スカイパイロットTCは火の粉に強くて安心、というお話でした(*^-^*) (いくら火の粉に強くても火の取り扱いには気を付けましょう)

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張り方でいろいろ楽しめる

スカイパイロットTCは、その張り方の自由度も魅力の1つです。

完全にクローズした状態のシルエットもカッコイイですが、ポールを追加して大きく幕を跳ね上げたりしてもすごく素敵なのです(^^♪

工夫次第で用途もいろいろ♪

小さいテントを中に入れてカンガルースタイル!

コットやシートを敷いて気軽に身軽に楽しむ!

グループキャンプでみんなのリビングスペースとして!

好きな方向の幕を跳ね上げて自分だけの景色を満喫!

縦長のサイト、横長のサイト、サイトの形状に合わせて出入口を自由に決められる!

オープンタープと組み合わせて、より広々とくつろげるスペースに!

多様な分、我が家はまだ全然使いこなせていないんで、これからいろいろ試してみるつもりです♪

魅力的な機能が備わっている

スカイパイロットTCは機能面も魅力的です。

寒い時期のキャンプはテントの隙間から冷気が容赦なく入り込んできます。

その冷気をシャットアウトできるスカートがついています。

不要な時にはスッキリと巻いて収納できる紐もついているので、大きく幕を跳ね上げた時にも邪魔になりません。

実はこのスカート、我が家がスカイパイロットTCを選んだ決め手の一つでもあります。

最終候補に挙がった中で、スカイパイロットTCにだけスカートが付いていたんですよね。

寒いのも虫も苦手な我が家には、このスカートは魅力的でした(*^-^*)

そして、とても便利で気に入っているのがランタンを吊るすためのハンガーテープです。

ランタン吊り下げ用のリングが3つ付いたテープで、これをセンターポールからサイドポールまで伸ばして設置します。室内の両サイドに取り付けられるように2本付属していますよ。

吊り下げ用のリングは好きな位置にずらして使います。

上の写真はベアボーンズエジソンストリングライトLEDをハンガーテープに吊るして使用した時のものです。

もはやいろいろな方がおすすめしているランタンなので、聞き飽きたわ!と思うかもしれませんが、本当に良いです。

ライトに付いているカラビナをハンガーテープのリングにひっかけて吊るします。

見た目もオシャレだし、テープのリング3つに対して3連のライトっていうのもそもそも相性バッチリなんですよね。

めっちゃ可愛いです(^^♪

リングの間隔が自由に動かせるのでとても便利。

私は高さ的に手が届かないのでw(背の高い人ならいけるのか?)、マジックハンドを使って調整しています。

マジックハンドはバカにできない。めっちゃ便利だからまだ持っていない方は検討してみては?

ハンガーテープをポールに設置する時、そのリングを動かして調整する時、それ以外にも、撤収時にテントの上の水滴をタオルで拭いたり、ゴミを拾ったりと、いろいろ活用できますよ!

注意点

さて、ここからはスカイパイロットTCの購入を考える上で気にしておいた方がいい注意点をご紹介します。

そもそも入手が困難

購入を考える時、まずぶつかる壁がこれです・・・。

そもそも簡単に買えないっていう( ;∀;)

現在(2021年11月時点) スカイパイロットTCが購入できるのは、エイアンドエフ直営店エイアンドエフオンラインストアだけです。

ということで、我が家は足を延ばせる範囲の直営店に電話で問い合わせるも在庫は無し。

オンラインストアの入荷を待つことにしましたが、入荷をしたからと言ってすぐに購入はできませんでした。

なぜなら抽選販売だったから!!

うそでしょ・・・気合い入れて覚悟を決めて財布の紐を緩めたのに・・・。買わせてよ・・・(T_T)

こんな状況でした(>_<)

いろいろ検討する前に在庫と販売方法は調べておくべきでした。

ちなみにフリマアプリやオークションサイトでも出品されていたので、そちらを購入することも考えましたが、

※現在、サバティカル製品に関しましては、弊社エイアンドエフ直営店、ならびにエイアンドエフオンラインストアにみでの販売となっております。エイアンドエフ直営店、ならびにエイアンドエフオンラインストア以外でご購入されたにつきましては、新品であっても、初期不良があった場合でも保証対象外となりますので、ご注意ください。

出典:サバティカル スカイパイロット TC ライトベージュ/A&F COUNTRY

このように保証対象外となってしまうので諦めました。高いしね。

結局我が家は入荷された時に抽選に申し込んで、1回目は落選、2回目に当選することができました(*^-^*)

何度も落選している人もいるようなので、2回目で当たった我が家はラッキーなほうだったのかな?

入荷日や販売方法の情報は公式サイトのNEWSページで随時更新されるので、チェックしておくといいですよ。

広いがポールや屋根の低い部分に注意

室内のど真ん中にポールがあるので、テーブル等の配置には多少不自由します。

地面全体にシートやマットを敷き詰めてお座敷スタイルにする場合は、ポールをよけつつ敷く必要がありそう。

あと、サイドのサブポールについても幕の内側に立っているため、邪魔に感じることもあるでしょう。

我が家の場合、テントや専用インナーテントを入れた時にはこの部分は完全にデッドスペースになっています。

テントを入れていない状態のサイドポールは、個人的にはそれほど邪魔には感じません。ポールをよけつつ棚を配置したり、なんならポール自体に物を引っかけて使用することもあります。

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重い

総重量22.4kg(本体14.7㎏、ポール5.6㎏、ペグ2.1㎏)

大きいんだからそりゃ重い!w

幕がTC素材(コットン/ポリエステル混紡素材)なので、幕だけでもずっしりとした重さがあります。

我が家は、ロープを取り付けた状態の幕とポールの2つに分けて保管、運搬しています。(※ペグはエリステをメインで使っているのでセット品のペグは少量だけ予備としてペグ入れに入れて持って行っています)

幕とポールを分けるだけで持ち運びはかなり楽になりますよ(^^♪

ただし、ポールをキャンプに持って行き忘れないように要注意です(+o+)

区画サイト(狭い場所)に弱い

スカイパイロットTCは大きくてとっても良いんですが、そのデカさゆえに区画サイト(狭い場所)に弱いというデメリットがあります。

スカイパイロットTCのサイズ

W720×D380×H270cm(※設営する際にはロープも張るため、これ以上のスペースが必要)

最初のほうでも書いた通り、昨今のキャンプブームでキャンプ場の予約は非常に取りづらくなっています。

区画サイトは早く埋まっちゃうけど、フリーサイトはいつでも予約できるよね~、なんて勝手に思い込んでいたので、我が家は本当に面食らいました(@_@)

ブームってすごいんだね・・・

フリーサイトや大きめのサイトが埋まっていると、この子(スカイパイロットTC)の出番はありません(>_<)

でもでも!せっかく当選してゲットできたんだし、工夫してがんばったら張れないこともないでしょ~!?

と、我が家は実は結構無理やり試しても来ました。

というわけで、我が家はこれまでに条件の異なる5サイトでスカイパイロットTCを張ってきましたので、その実例すべてをご紹介しようと思います。

我が家の実例

1,激せま林間サイト

阿寺渓谷キャンプ場の山側サイト)

まずはこちらの林間サイト。

我が家の記念すべきスカイパイロットTC初張り。

細長く障害物の多い狭いサイトでした。

まさかこんなに幕がでかいとは!と思い知らされたキャンプでしたw

ペグが打てない場所は大きい石にロープを巻き付けてみたり、木に括り付けてみたりとなんとか工夫して張りました。今思えばこの時が設営に一番苦労したなぁ・・・。

2,傾斜のあるサイト

富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ

狭い場所は設営が大変だと痛感した我が家が、ならばフリーサイトだ!と選んだこちら。

広くって張りやすいかと思いきや、傾斜のあるサイトだったため、実は意外と張るのに苦労しました。

フリーサイトなので、我が家が選んだ場所が悪かっただけなんですけどね。

しかし、多少苦労はしたものの、やはり広い場所では圧倒的な存在感!カッコイイです(≧▽≦)

3,区画サイト(10m×8m)

うるぎ星の森オートキャンプ場の広場サイト)

こちらもちょっとサイト選びを間違えた我が家・・・。

垣根のない区画サイトです。

横向きに張ったらお隣さんとピッチピチに(;^_^A

この頃から、もしやスカイパイロットTCは区画サイトに向いてないんじゃ・・・と気づき始めた我が家です。

4,区画サイト(10m×10m)

竜洋海洋公園オートキャンプ場の区画サイト)

区画サイト向きではないと気づき始めた我が家でしたが、竜洋海洋公園のキャンプ場って区画サイトも広かった気がする!とチャレンジしてみたのがこの時。(めげない精神w)

垣根のある区画サイトです。

けどやっぱりギリギリでしたね・・・・(やっぱりか!)

車との位置関係で横向きには張りづらかったため、縦長スタイルで張りました。※そんなことより写真がわかりづらすぎてすみません(;^_^A

この張り方もね、悪くはないんだけどさ、もっとガッツリ張りたいのよ・・・。活かしきれてないのよポテンシャルを・・・。せっかくだからバーンと大きく張りたいじゃない!

5,広く平らな理想的サイト

竜洋海洋公園オートキャンプ場のフリーサイト)

そしてはじめて満足に張れたのがここでした。

障害物のないフリーサイト!

広くて平らな、これぞスカイパイロットTCにとっての理想的なサイトや!フリーサイト最高!

今までのサイトでの設営がウソのように、めちゃくちゃ簡単に短時間で張る事ができました(≧▽≦)

適したサイト選びは重要ですね。

大きく広がるフリーサイトでスカイパイロットTCを存分に満喫いたしました♪

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まとめ

以上、サバティカルのスカイパイロットTCを実際に使ってみて感じたことを書いてみました。

カッコ良くて、快適で、いろんな使い方ができちゃう優秀なヤツです♪

見た目が素敵すぎてうっとりしちゃうよね(*´▽`*)

サイト選びにさえ気を付ければ文句なし!!

サイトを選ぶ時は広くて平らなサイト(だだっ広いフリーサイト等)がベストですよ♪

なかなか入手するのも難しいスカイパイロットTCですが、本当に素敵なシェルターなので、手に入れた際にはキャンプライフがより一層楽しいものになること間違いなしです♪

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